2011年03月11日

Android開発環境構築(その11):Android実機のスクリーンキャプチャー方法(スクリーンショットの撮り方)

<今回の目次>
 1.Eclipseからスクリーンキャプチャー
 2.コマンドプロンプト(ddms.bat)からキャプチャー
 3.スクリーンキャプチャだけの環境構築
 4.実機の安全な取り外し方

 
前回までで、GALAPAGOS 003SHとPCが接続出来たので、実機のスクリーンをキャプチャーしてみようと思います。
(本当は、これが目的だったんですけねどね^^;なぜか、開発環境を構築してみようなんて気になってしまって・・・・)
ここまでに構築した環境で、既にスクリーンキャプチャーは可能な環境になっているので、今回は、インストール作業等は発生しません。

今回は、以下の2種類のキャプチャー方法を試してみようと思います。
いずれも、DDMSDalvik Debug Monitor System)というSDKのデバッグツールを使用します。
・Eclipseからスクリーンキャプチャー
・コマンドプロンプト(ddms.bat)からキャプチャー

1.Eclipseからスクリーンキャプチャー

003SHをPCに接続し、eclipseを起動します。
1001_cap00 
ツールバーの「ウィンドウ」→「パースペクティブを開く」→「その他」を選択。




1001_cap01 
左の画面で「DDMS」を選択し、[OK]をクリック。





1001_cap02 DDMS画面になるので、左図のように「スクリーンのキャプチャ」を選択する。
(もしくは、直接カメラマークのボタンをクリックします。)



すると・・・・003SHをキャプチャーした画面が表示されます。
1001_cap03 (PCの解像度が低いので、画面の下が切れてますが・・・^^;)
画面上の「Rotate」ボタンをクリックすると下のように、90度回転します。
1001_cap04






キャプチャー画面は切れてますが、「保管」ボタンや「コピー」ボタンをクリックすると、
1001_cap05 きちんとキャプチャーされてます!
画像はpng形式で保存されるようです。


1001_cap06 






以上で、Eclipseからスクリーンキャプチャーは、終了です。

2.コマンドプロンプト(ddms.bat)からキャプチャー

003SHをPCに接続し、コマンドプロンプトを起動します。
1002_cap01 コマンドラインに「ddms.bat」と入力します。


1002_cap02
Dalvik Debug Monitor画面が表示されるので、ツールバーから「Device」→「Screen capture」を選択します。



すると・・・・003SHをキャプチャーした画面が表示されます。
1002_cap03 
機能は上のEclipseでキャプチャーしたときと同じです。








以上で、コマンドプロンプト(ddms.bat)からキャプチャーは、終了です。


余談ですが・・・・
3.スクリーンキャプチャだけの環境構築

開発環境はいらんけど、キャプチャーはしたいなって方・・・
実機がデバッグモードでPCと接続できて、コマンドプロンプトからddms.batを起動できればキャプチャーできると思うので、その作業だけを抜粋してみました。
(おそらくこれでいいと思うのですが、未検証ですので^^;そのあたりは、ご容赦願います。)


※これじゃダメだ、この手順が抜けてるぞ!とか、不備なところがありましたら、ご連絡いただければ幸いですm(_ _)m。


※※※ 2011/03/16 追記 ※※※
4.実機の安全な取り外し方

USB接続された「 Android Composite ADB Interface」をハードウェアの安全な取り外しから取り外そうとしても、「・・・デバイスを停止できません」と怒られてしまう場合*_*。

コマンドプロンプトから以下のコマンドを入力し、adbを停止させれば安全に取り外せます。
adb kill-server

ちなみに、以下のコマンドを入力すると、adbが再起動します。
adb start-server

それでは、これにて、一連のAndroid開発環境構築は任務完了です!
さて、これからど〜しよ〜、実は、JavaもEclipseも一回も触ったことがないので^^;
Javaから勉強せなかんかな〜・・・・・
 でも、なんかアプリは作ってみたい気はするので、またこのブログで紹介などしたいなと思います。

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2011年03月10日

Android開発環境構築(その10):Android実機へのアプリケーションの転送(GALAPAGOS 003SH)

なんとか、先回までの手順で「Hello, World」アプリが作成できました。
今回はそれをGALAPAGOS 003SH に転送してみたいと思います。
PCでの作業や、GALAPAGOS 003SHをPCに接続するタイミングなどあるので、
まず、手順のおさらいから!

  1. PCへのUSBドライバのインストールとADB USBドライバの準備
  2. 003SHの設定(アプリケーション、USB関連)
  3. 003SHをPCに接続し、ADB USBドライバのインストール
  4. Eclipseから003SHへアプリケーションを転送
  5. 実機の安全な取り外し方

ってな感じで、
1.PCへのUSBドライバのインストールとADB USBドライバのダウンロード

まず、「GALAPAGOS 003SH専用USBドライバ」をダウンロードします。
SHARP Developers Squareのホームページ
https://sh-dev.sharp.co.jp/android/modules/driver/list.phpから
0901_usb01 
「003SH専用USBドライバダウンロードページ」をクリック。






0901_usb02 ソフトウェア使用許諾契約書の画面になるので、下方へスクロールし、「同意する」をクリック。

0901_usb03 


左の画面が表示されるので、
機種の選択で、「SoftBank 003SH」を選択し、「ダウンドード」をクリック。



0901_usb04 

ダウンロードが開始するので、任意のフォルダに保存します。



保存したファイルを実行してUSBドライバをインストールします。
0901_usb05


[実行]をクリック。
特に入力する項目もないので、そのまま
[次へ][次へ]で進めていくと。

0901_usb06

USBドライバのインストールが終了します。

[完了]をクリック。


引き続き、「SHARP共通 ADB USBドライバ」をダウンロードします。
ADBとは、Android SDKに含まれているデバッグツール群でAndroid Debug Bridgeの略なんですね。このUSBドライバは、Android実機をUSB接続したときに、ADBと実機間のインターフェースとなるドライバー・・・ってことでいいのかな。
(認識が間違ってたら、ご指摘願いますm(_ _)m)
では、先ほどと同じ、SHARP Developers Squareのホームページ
https://sh-dev.sharp.co.jp/android/modules/driver/から
0901_usb07 


「usb_driver_SHARP_r2.3.zip」をクリック。




0901_usb08 ソフトウェア使用許諾契約書の画面になるので、下方へスクロールし、[同意する]をクリック。

0901_usb09

ダウンロードが開始するので、任意のフォルダに保存します。



ダウンロードした圧縮ファイルを解凍しておきます。
解凍すると、「usb_driver_SHARP」というフォルダが作成されます。

以上で、PCへのUSBドライバのインストールとADB USBドライバのダウンロードは、終了です。

2.003SHの設定(アプリケーション、USB関連)

実機GALAPAGOS 003SHの設定を変更(確認)します。
・「設定」から「アプリケーション」の「提供元不明のアプリ」にチェック。
・「設定」から「アプリケーション」→「開発」の「USBデバッグ」にチェック。
・「設定」から「アプリケーション」→「開発」の「スリープモードにしない」にチェック。
(USB接続モードを「高速転送モード」にする必要があるのかな?と思いつつ、デフォルト(カードリーダモード)のまま実施しましたが、そのままでOKでした^^;)

以上で、003SHの設定(アプリケーション、USB関連)は、終了です。

3.003SHをPCに接続し、ADB USBドライバのインストール

準備が終わったので、やっと003SHをPCに接続できます。
USBケーブルで接続します。すると、
0901_usb10 
「新しいハードウェアの検索ウィザードの開始」になるので、
「いいえ今回は・・・」を選択。



0901_usb101 


「一覧または特定の・・・」を選択



0901_usb102
「次の場所を含める」をチェックし、
先ほどダウンロード、解凍して出来た
「usb_driver_SHARP」フォルダを指定します。


0901_usb11
しばし、待つと完了です。






あとは、PCがゴリゴリ頑張って、新しいハードウェアが使用可能になります。
これで、ドライバがインストールされ、003SHがPCに認識されました。
ちなみに、デバイスマネージャをみてみると
0901_usb12

こんな感じに表示されてました。




ここで、念のため、PCを再起動しておきます。
003SHは接続したまま再起動しました。
以上で、003SHをPCに接続し、ADB USBドライバのインストールは、終了です。

4.Eclipseから003SHへアプリケーションを転送

Eclipseを起動し、0902_tenso01

ツールバーの「実行」→「実行構成」を選択。




0902_tenso02

左の画面で「ターゲット」タブの「手操作」を選択し、([適用]を押せる方は[適用]をクリックしてから)[実行]をクリック。




0902_tenso03 
左の画面が表示されます。
画面上部になにやら1行表示されているので^^;(これが、USB接続されている003SHなんですね)選択し、[OK]をクリック。


すると・・・・・
0902_tenso04 
おおぉ〜

003SHにアプリ「HelloWorld」が転送され、
画面に「Hello,ドロイド君」と表示されました。
(う、嬉しい!^^)




0902_tenso05 
ちなみに、こんな感じにアイコンも表示されてます。
(アプリ一覧画面から、アイコン長押しして、ホームにもってきたんですけどね)






しかし、今回はドライバのダウンロードや、インストールを行なったので、めんどいように感じてしまいますが、アプリの転送だけ考えると・・・あっけないほど、超簡単ですね〜〜!
実機デバッグなどのシーンではiPhoneなどと比べると、かなり効率的なんじゃないでしょうか!!


※※※ 2011/03/16 追記 ※※※
5.実機の安全な取り外し方

USB接続された「 Android Composite ADB Interface」をハードウェアの安全な取り外しから取り外そうとしても、「・・・デバイスを停止できません」と怒られてしまう場合*_*。

コマンドプロンプトから以下のコマンドを入力し、adbを停止させれば安全に取り外せます。
adb kill-server

ちなみに、以下のコマンドを入力すると、adbが再起動します。
adb start-server

 以上で、Eclipseから003SHへアプリケーションを転送は、終了です。

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posted by トムキャット27 at 21:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | android開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月09日

Android開発環境構築(その 9):テストアプリ「Hello, World」の作成と実行

<今回の目次>
 1.「Hello, World」プロジェクトの作成
 2.「Hello, World」アプリケーションの実行
 3.「Hello, World」ソースコードの変更と実行


前回までの作業で、なんとかエミュレーターを起動する環境まで構築出来たので、お約束(?)のテストアプリ「Hello, World」を作成してみたいと思います。。
Android Developers のホームページhttp://developer.android.com/intl/ja/guide/tutorials/hello-world.html
を見ると、
「デベロッパーにとって、開発フレームワークの第一印象は、どれだけ簡単に「Hello, World」を記述できるかで決まります。Android では、非常に簡単に記述できます。」
と記載されているので、そうなのか〜と思いつつ、早速やってみることに・・・

1.「Hello, World」プロジェクトの作成

アンドロイドプロジェクトの新規作成を行いますので、Eclipseを起動し
0801_hello01 
ツールバーから「ファイル」→「新規」→「プロジェクト」を選択。





0801_hello02 


左の画面が表示されるので、
「Android」→「Android プロジェクト」を選択し、[次へ]をクリック。






下の画面が表示される(私の場合、ビルドターゲットを入れすぎたためか、1画面で収まらなくなってます^^;)ので、
0801_hello03各項目を以下のように入力してみました。
・プロジェクト名:HelloWorld_Pj
・内容:「ワークスペース内に新規・・・」を選択
・ビルドターゲット:「Android 2.2」を選択
・プロパティ
・アプリケーション名:HelloWorld
・パッケージ名:com.example.helloworld
・Create Activity:HelloWorld_Act
・Min SDK Version:8
全て入力したら[完了]をクリック。

  • プロジェクト名(Project Name)
    プロジェクトファイルを格納するディレクトリの名前になります。
    半角英数字、「.」、「_」、「-」でスペースは不可。
  • ビルドターゲット(Build Target)
    アプリケーションがコンパイルされるときにターゲットとするプラットフォーム。
  • アプリケーション名(Application Name)
    アプリケーションのタイトル。
    この名前が Android 端末に表示されます。
  • パッケージ名(Package Name)
    作成したすべてのソース コードを格納するパッケージ ネームスペース。
    Java プログラミング言語の命名規則に従います。
    他のアプリケーションと重複しない、ユニークな名称にする必要があります。
    実際にアプリケーションを作成する際は、組織や法人に適切な名前を使用します。
  • Create Activity
    プラグインによって自動生成されるクラス スタブの名前です。
    1文字目は大文字。
  • Min SDK Version
    アプリケーションが必要とする最小 API レベルを指定する値。
以上で、「Hello, World」プロジェクトの作成は終了です。

2.「Hello, World」アプリケーションの実行

引き続き、Eclipseのツールバーから
0801_hello04「実行」→「実行構成」を選択。






0801_hello05 
左の画面が表示されるので、
「Androidアプリケーション」を右クリックし、「新規」を選択。





0801_hello06
「実行構成」画面が表示されます。
「名前」は任意なので、今回は、「Example」と入力してみました。
次に、[参照]をクリックすると、
「プロジェクトの選択」画面が表示されるので、「HelloWorld_Pj」を選択して、[OK]をクリック。

0801_hello065

すると、プロジェクト名に「HelloWorld_Pj」が表示されます。



「Launch Default Activity」は「起動」を選択し、プルダウンから
「com.example.helloworld.HelloWorld_Act」を選択します。

0801_hello07 次に、「ターゲット」タブに移って、
「自動」を選択したいとこですが・・・、
私の場合、例によって作成したAVDの解像度大きくてPCの画面からはみ出してしまうので^^;
縮小表示させるために「手操作」を選択しました。
[適用]をクリックし、[実行]をクリックします。
※PCの画面サイズなんて気にしたことないし・・・って方は^^;
「自動」を選択し、その下のAVD Name から該当するAVDをチェックし、[適用]→[実行]
で、下の二画面はスルーして、エミュレーターが起動すると思います。

0801_hello08 
「Android Device Chooser」画面が表示されるので、
「Launch a new Android Virtual Device」を選択し、AVDの一覧から
「Android_2.2-API8」を選択し、
[開始]をクリックします。

0801_hello09
左の画面が表示されるので、
今回も「Screen Size」に 8 を入力して
[起動]をクリック。





すると、エミュレータが起動しますが、また、ここでひたすら待ち状態になるのです・・・
0801_hello10 


まず、この画面が表示され、







0801_hello11

2〜3分後こちらの画面が表示され、








0801_hello12


さらに、待つこと5〜6分、やっとエミュレータの起動が終了しました・・・・。






0801_hello13
ここで先ほどの画面に戻ると、画面下部の一覧で選択した「Android_2.2-API8」が、画面上部に移動しています。
「Choose a running Android device」と「emulator-5554」を選択し、[OK]をクリック。

すると・・・・・
0801_hello14 

で、出ましたぁ、「Hello, world」です!








0801_hello15 
アプリの一覧画面には「HelloWorld」がこのように、登録されていました。
(一番左の列の下から2つ目です、わ、分かります?^^;)






0801_hello16 ちなみに、Eclipseの画面下の「コンソール」には実行経過がこのようにロギングされていました。


以上で、「Hello, World」アプrケーションの実行は、終了です。

3.「Hello, World」ソースコードの変更と実行

ここまでの手順で、クリックしたり、項目に入力しただけで、アプリケーションが出来てしまうのは、確かにすごいですね!!
ただ、何もプログラミング的な操作がなかったので、作成した「Hello World」のソースコードを変更して、表示されるメッッセージを変更してみようと思います。
というか、これもAndroid Developers のホームページ
http://developer.android.com/intl/ja/guide/tutorials/hello-world.html
に記載されているので^^;、それに従ってやってみることにします。
0801_hello17
Android Developers のホームページにはこのような感じで紹介されています。






では、Eclipse画面左の「パッケージ・エクスプローラー」で
─ HellowWorld_Pj
  └ src
    └ com.example.helloworld
      └ HelloWorld.Act.java と展開し
0801_hello18
画面中央のエディタ画面で、左の画面の用に行の追加と削除を行います。




具体的には、下のような感じです。
-----------------------------------------------------------------------------------------
package com.example.helloworld;

import android.app.Activity;
import android.os.Bundle;
import android.widget.TextView; // 行追加

public class HelloWorld_Act extends Activity {
    /** Called when the activity is first created. */
    @Override
    public void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
        super.onCreate(savedInstanceState);
        // setContentView(R.layout.main); // 行削除
        TextView tv = new TextView(this); // 行追加
        tv.setText("Hello,ドロイド君"); // 行追加
        setContentView(tv); // 行追加
}
}

-----------------------------------------------------------------------------------------
ソースコードの修正が終わったら、ツールバーの「ファイル」→「保管」で保管(上書き保存)します。
では、実際に実行してみます。
0801_hello19 
今回は、ツールバーの「実行」→「実行」をクリックします。



0801_hello08 
するとさきほどの項番2.で実行したときと同じ「Android Device Chooser」画面が表示されるので、以降の手順は先ほどと同じです。




項番2.の手順に従い進めていくと、(待ち時間も同じですーー)

0801_hello20 
またしても、やっと・・・
出ました!!

メッセージが変更されてます^^。
日本語もちゃんと出ますね〜!

 以上で、「Hello, World」ソースコードの変更と実行は、終了です。


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タグ:android Eclipse
posted by トムキャット27 at 21:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | android開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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