<今回の目次>
1.AVD保存先の変更
2.AVDの作成とエミュレーターの起動
AVD(Android Virtual Device)とは、読んで字のごとくAndroid仮想端末(エミュレーター)のことですね^^;
実機がなくても、AndroidアプリケーションをPC上で動作確認したり、デバッグ作業ができるPC上のアプリケーション実行環境なんですね!
AVDは、SDKのversionや各端末の画面解像度の違いにより、それに対応したAVDを作成する必要があるそうです。各携帯端末メーカーから提供されているSDK AddOnをインストールすれば、各メーカー端末に特化したAVDも作成できます。
今回は、とりあえず
・Android SDK 2.2
・解像度=WVGA800(480x800)
のAVDを1つ作成してみようと思います。
ちなみにGALAPAGOS 003SHも480x800です!
AVDはEclipseから「Android SDK および AVD マネージャー」を起動して作成します。
では、早速と言いたいとこですが・・・
AVDを作成する前に、設定を変更しておきたいところがあります。
何かというと、作成したAVDの保存先なんですが、デフォルトでは、
「C:\Documents and Settings\(ユーザ名)\.android\avd」フォルダです。
これも、階層がいまひとつ気に入らない^^;のと、Android SDK をインストールしたフォルダで管理したいなという気があったので、私の場合、
「C:\android\android-sdkr09-windows」に変更しようと思います。
ちなみに、ユーザ名に日本語を使用していると、エミュレーターが正常に動かないそうです・・・。それと、このSDKのPathに半角スペースが含まれている場合も正常に動かなくなるようです!
1.AVD保存先の変更
まず、デフォルトの保存先を確認します。Eclipseを起動して、
ツールバーの「ウィンドウ」→「Android SDK および AVD マネージャー」を起動し、
画面左の「Virtual devices」を選択すると画面右上にPathが表示されています。
保存先を変更するために、システム環境変数を2つ作成します。
一旦、Eclipse閉じて・・・
「マイコンピュータ」のアイコン右クリックで「プロパティ」を選択し、「システムのプロパティ」画面から「詳細設定」タブを選択し、[環境変数]をクリック。
左の「環境変数」画面が表示されるので、「システム環境変数」の下の[新規]をクリック。
「新しいシステム変数」画面が表示されるので、
「変数名」に「ANDROID_HOME」を
「変数値」に「C:\android\android-sdkr09-windows」と入力し、[OK]をクリック。
再度、「環境変数」画面で、「システム環境変数」の下の[新規]をクリック。 「新しいシステム変数」画面が表示されるので、
「変数名」に「ANDROID_SDK_HOME」を
「変数値」に「C:\android\android-sdkr09-windows」と入力し、[OK]をクリック。
「環境変数」画面に作成した2つのシステム環境変数が表示されていることを確認します。
一旦、ウィンドウを全て閉じ、PCを再起動させます。
再起動後、上で確認した手順で、「Android SDK および AVD マネージャー」画面を表示し、AVDの保存先が変更されていることを確認します!
以上で、AVD保存先の変更は、終了です。
それでは、本題のAVDを作成します^^;
2.AVDの作成とエミュレーターの起動
今回は、・Android SDK 2.2、・解像度=WVGA(480x800)のAVDを作成してみようと思います。
Eclipseのツールバーの「ウィンドウ」→「Android SDK および AVD マネージャー」を起動し、
[新規]をクリック。
下のAVD作成画面が開くので、各項目を設定します。 「名前」は「Android_2.2-API8」にしてみました。
「ターゲット」は「Android 2.2 – API Level 8」を選択。
「SD Card」は128MB。
「Snapshot」にチェック。
「Skin」は「Default(WVGA800)」を選択。
「ハードウェア」はデフォルトです。
[Create AVD]をクリック。
項 目 | 説 明 |
名 前 | AVDの名前を任意に設定。使用可能文字=半角英数字、「. 」、「_」、「-」、スペースは不可。 |
ターゲット | SDKにインストールしたAndroidプラットフォームから選択。 |
SD Card | SDカード容量(単位はMB)128MBもあれば充分かな。 |
Snapshot | 使用するか否か。 |
Skin | 画面解像度。一覧から選択するか、任意に入力する。 |
ハードウェア | エミュレータでカメラやGPSなどのハードウェアをサポートしたい場合、設定する。 |
AVDリストに作成したAVD「Android_2.2-API_8」が表示されました。
そのまま、[開始]をクリックして、エミュレーターを起動させますが、
まず、下のオプション画面が表示されます。
「Scale display to real size」にチェックを入れると「Screen Size」の数値により、エミュレータ画面の縮小拡大表示が可能です。
私のPCの解像度が1366x768のため^^;、チェックなしで表示すると、エミュレータ画面がPC画面からはみ出してしまいます。
私の環境だと「8」ぐらいが適当でした。
「Wipe user data」はユーザデータを初期化してくれるので、初回起動時はチェックを入れたほうがいいみたいです。
すると、やっと念願の^^;エミュレータ画面が表示されます。
ここから、以下のように画面が推移していきますが、最終画面が表示されるまで、
10分ぐらいかかりました・・・・はぁ
Android OS ローディング中?
Android 起動中?
や、やっと出ました〜〜!!
実際に画面のタップや、画面右のボタンも機能します!!
アプリ一覧画面を表示してみました
アプリ一覧画面の「Browser」アイコンをクリックすると、Googleが表示されました。
普通にブラウズできますね〜^^
画面右の「電源ボタン」をクリックすると、ロック画面になりました。
ホーム画面に戻るには鍵アイコンを右方向へドラッグします。
いろいろ四苦八苦しながらも、なんとかここまで出来ました!
以上で、AVDの作成とエミュレーターの起動は、終了です。
>>「Android開発環境構築(目次)」に戻る<<
>>次の記事 「Android開発環境構築(その 8):SHARP SDK、Xperia X10 SDKアドオンの追加」
<<前の記事 「Android開発環境構築(その 6):Eclipse ADTプラグインのインストール」
アンドロイド選択し、スタートを押すと
PANIC: Could not open: C:\android\android-sdkr15-windows\.android/avd/Android_2.2-API8.ini
とログがでて、それ以降なにもおこりません・・
ユーザー名前の変更はどこでかえれるのでしょう・・
エミュレーター起動できました!
ありがとうございます^^
環境変数のところは、私の場合「android-sdk-windows」だったので、C:/android/android-sdk-windowsみたいに、訂正したらできました!
色々と参考になりました^^ありがとうございました。
開発頑張ります!!