2011年03月09日

Android開発環境構築(その 9):テストアプリ「Hello, World」の作成と実行

<今回の目次>
 1.「Hello, World」プロジェクトの作成
 2.「Hello, World」アプリケーションの実行
 3.「Hello, World」ソースコードの変更と実行


前回までの作業で、なんとかエミュレーターを起動する環境まで構築出来たので、お約束(?)のテストアプリ「Hello, World」を作成してみたいと思います。。
Android Developers のホームページhttp://developer.android.com/intl/ja/guide/tutorials/hello-world.html
を見ると、
「デベロッパーにとって、開発フレームワークの第一印象は、どれだけ簡単に「Hello, World」を記述できるかで決まります。Android では、非常に簡単に記述できます。」
と記載されているので、そうなのか〜と思いつつ、早速やってみることに・・・

1.「Hello, World」プロジェクトの作成

アンドロイドプロジェクトの新規作成を行いますので、Eclipseを起動し
0801_hello01 
ツールバーから「ファイル」→「新規」→「プロジェクト」を選択。





0801_hello02 


左の画面が表示されるので、
「Android」→「Android プロジェクト」を選択し、[次へ]をクリック。






下の画面が表示される(私の場合、ビルドターゲットを入れすぎたためか、1画面で収まらなくなってます^^;)ので、
0801_hello03各項目を以下のように入力してみました。
・プロジェクト名:HelloWorld_Pj
・内容:「ワークスペース内に新規・・・」を選択
・ビルドターゲット:「Android 2.2」を選択
・プロパティ
・アプリケーション名:HelloWorld
・パッケージ名:com.example.helloworld
・Create Activity:HelloWorld_Act
・Min SDK Version:8
全て入力したら[完了]をクリック。

  • プロジェクト名(Project Name)
    プロジェクトファイルを格納するディレクトリの名前になります。
    半角英数字、「.」、「_」、「-」でスペースは不可。
  • ビルドターゲット(Build Target)
    アプリケーションがコンパイルされるときにターゲットとするプラットフォーム。
  • アプリケーション名(Application Name)
    アプリケーションのタイトル。
    この名前が Android 端末に表示されます。
  • パッケージ名(Package Name)
    作成したすべてのソース コードを格納するパッケージ ネームスペース。
    Java プログラミング言語の命名規則に従います。
    他のアプリケーションと重複しない、ユニークな名称にする必要があります。
    実際にアプリケーションを作成する際は、組織や法人に適切な名前を使用します。
  • Create Activity
    プラグインによって自動生成されるクラス スタブの名前です。
    1文字目は大文字。
  • Min SDK Version
    アプリケーションが必要とする最小 API レベルを指定する値。
以上で、「Hello, World」プロジェクトの作成は終了です。

2.「Hello, World」アプリケーションの実行

引き続き、Eclipseのツールバーから
0801_hello04「実行」→「実行構成」を選択。






0801_hello05 
左の画面が表示されるので、
「Androidアプリケーション」を右クリックし、「新規」を選択。





0801_hello06
「実行構成」画面が表示されます。
「名前」は任意なので、今回は、「Example」と入力してみました。
次に、[参照]をクリックすると、
「プロジェクトの選択」画面が表示されるので、「HelloWorld_Pj」を選択して、[OK]をクリック。

0801_hello065

すると、プロジェクト名に「HelloWorld_Pj」が表示されます。



「Launch Default Activity」は「起動」を選択し、プルダウンから
「com.example.helloworld.HelloWorld_Act」を選択します。

0801_hello07 次に、「ターゲット」タブに移って、
「自動」を選択したいとこですが・・・、
私の場合、例によって作成したAVDの解像度大きくてPCの画面からはみ出してしまうので^^;
縮小表示させるために「手操作」を選択しました。
[適用]をクリックし、[実行]をクリックします。
※PCの画面サイズなんて気にしたことないし・・・って方は^^;
「自動」を選択し、その下のAVD Name から該当するAVDをチェックし、[適用]→[実行]
で、下の二画面はスルーして、エミュレーターが起動すると思います。

0801_hello08 
「Android Device Chooser」画面が表示されるので、
「Launch a new Android Virtual Device」を選択し、AVDの一覧から
「Android_2.2-API8」を選択し、
[開始]をクリックします。

0801_hello09
左の画面が表示されるので、
今回も「Screen Size」に 8 を入力して
[起動]をクリック。





すると、エミュレータが起動しますが、また、ここでひたすら待ち状態になるのです・・・
0801_hello10 


まず、この画面が表示され、







0801_hello11

2〜3分後こちらの画面が表示され、








0801_hello12


さらに、待つこと5〜6分、やっとエミュレータの起動が終了しました・・・・。






0801_hello13
ここで先ほどの画面に戻ると、画面下部の一覧で選択した「Android_2.2-API8」が、画面上部に移動しています。
「Choose a running Android device」と「emulator-5554」を選択し、[OK]をクリック。

すると・・・・・
0801_hello14 

で、出ましたぁ、「Hello, world」です!








0801_hello15 
アプリの一覧画面には「HelloWorld」がこのように、登録されていました。
(一番左の列の下から2つ目です、わ、分かります?^^;)






0801_hello16 ちなみに、Eclipseの画面下の「コンソール」には実行経過がこのようにロギングされていました。


以上で、「Hello, World」アプrケーションの実行は、終了です。

3.「Hello, World」ソースコードの変更と実行

ここまでの手順で、クリックしたり、項目に入力しただけで、アプリケーションが出来てしまうのは、確かにすごいですね!!
ただ、何もプログラミング的な操作がなかったので、作成した「Hello World」のソースコードを変更して、表示されるメッッセージを変更してみようと思います。
というか、これもAndroid Developers のホームページ
http://developer.android.com/intl/ja/guide/tutorials/hello-world.html
に記載されているので^^;、それに従ってやってみることにします。
0801_hello17
Android Developers のホームページにはこのような感じで紹介されています。






では、Eclipse画面左の「パッケージ・エクスプローラー」で
─ HellowWorld_Pj
  └ src
    └ com.example.helloworld
      └ HelloWorld.Act.java と展開し
0801_hello18
画面中央のエディタ画面で、左の画面の用に行の追加と削除を行います。




具体的には、下のような感じです。
-----------------------------------------------------------------------------------------
package com.example.helloworld;

import android.app.Activity;
import android.os.Bundle;
import android.widget.TextView; // 行追加

public class HelloWorld_Act extends Activity {
    /** Called when the activity is first created. */
    @Override
    public void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
        super.onCreate(savedInstanceState);
        // setContentView(R.layout.main); // 行削除
        TextView tv = new TextView(this); // 行追加
        tv.setText("Hello,ドロイド君"); // 行追加
        setContentView(tv); // 行追加
}
}

-----------------------------------------------------------------------------------------
ソースコードの修正が終わったら、ツールバーの「ファイル」→「保管」で保管(上書き保存)します。
では、実際に実行してみます。
0801_hello19 
今回は、ツールバーの「実行」→「実行」をクリックします。



0801_hello08 
するとさきほどの項番2.で実行したときと同じ「Android Device Chooser」画面が表示されるので、以降の手順は先ほどと同じです。




項番2.の手順に従い進めていくと、(待ち時間も同じですーー)

0801_hello20 
またしても、やっと・・・
出ました!!

メッセージが変更されてます^^。
日本語もちゃんと出ますね〜!

 以上で、「Hello, World」ソースコードの変更と実行は、終了です。


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タグ:android Eclipse
posted by トムキャット27 at 21:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | android開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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