なんとか、先回までの手順で「Hello, World」アプリが作成できました。
今回はそれをGALAPAGOS 003SH に転送してみたいと思います。
PCでの作業や、GALAPAGOS 003SHをPCに接続するタイミングなどあるので、
まず、手順のおさらいから!
- PCへのUSBドライバのインストールとADB USBドライバの準備
- 003SHの設定(アプリケーション、USB関連)
- 003SHをPCに接続し、ADB USBドライバのインストール
- Eclipseから003SHへアプリケーションを転送
- 実機の安全な取り外し方
ってな感じで、
1.PCへのUSBドライバのインストールとADB USBドライバのダウンロード
まず、「GALAPAGOS 003SH専用USBドライバ」をダウンロードします。
SHARP Developers Squareのホームページ
https://sh-dev.sharp.co.jp/android/modules/driver/list.phpから
「003SH専用USBドライバダウンロードページ」をクリック。
ソフトウェア使用許諾契約書の画面になるので、下方へスクロールし、「同意する」をクリック。
左の画面が表示されるので、
機種の選択で、「SoftBank 003SH」を選択し、「ダウンドード」をクリック。
ダウンロードが開始するので、任意のフォルダに保存します。
保存したファイルを実行してUSBドライバをインストールします。
[実行]をクリック。
特に入力する項目もないので、そのまま
[次へ][次へ]で進めていくと。
USBドライバのインストールが終了します。
[完了]をクリック。
引き続き、「SHARP共通 ADB USBドライバ」をダウンロードします。
ADBとは、Android SDKに含まれているデバッグツール群でAndroid Debug Bridgeの略なんですね。このUSBドライバは、Android実機をUSB接続したときに、ADBと実機間のインターフェースとなるドライバー・・・ってことでいいのかな。
(認識が間違ってたら、ご指摘願いますm(_ _)m)
では、先ほどと同じ、SHARP Developers Squareのホームページ
https://sh-dev.sharp.co.jp/android/modules/driver/から
「usb_driver_SHARP_r2.3.zip」をクリック。
ソフトウェア使用許諾契約書の画面になるので、下方へスクロールし、[同意する]をクリック。
ダウンロードが開始するので、任意のフォルダに保存します。
ダウンロードした圧縮ファイルを解凍しておきます。
解凍すると、「usb_driver_SHARP」というフォルダが作成されます。
以上で、PCへのUSBドライバのインストールとADB USBドライバのダウンロードは、終了です。
2.003SHの設定(アプリケーション、USB関連)
実機GALAPAGOS 003SHの設定を変更(確認)します。
・「設定」から「アプリケーション」の「提供元不明のアプリ」にチェック。
・「設定」から「アプリケーション」→「開発」の「USBデバッグ」にチェック。
・「設定」から「アプリケーション」→「開発」の「スリープモードにしない」にチェック。
(USB接続モードを「高速転送モード」にする必要があるのかな?と思いつつ、デフォルト(カードリーダモード)のまま実施しましたが、そのままでOKでした^^;)
以上で、003SHの設定(アプリケーション、USB関連)は、終了です。
3.003SHをPCに接続し、ADB USBドライバのインストール
準備が終わったので、やっと003SHをPCに接続できます。
USBケーブルで接続します。すると、
「新しいハードウェアの検索ウィザードの開始」になるので、
「いいえ今回は・・・」を選択。
「一覧または特定の・・・」を選択
「次の場所を含める」をチェックし、
先ほどダウンロード、解凍して出来た
「usb_driver_SHARP」フォルダを指定します。
しばし、待つと完了です。
あとは、PCがゴリゴリ頑張って、新しいハードウェアが使用可能になります。
これで、ドライバがインストールされ、003SHがPCに認識されました。
ちなみに、デバイスマネージャをみてみると
こんな感じに表示されてました。
ここで、念のため、PCを再起動しておきます。
003SHは接続したまま再起動しました。
以上で、003SHをPCに接続し、ADB USBドライバのインストールは、終了です。
4.Eclipseから003SHへアプリケーションを転送
Eclipseを起動し、
ツールバーの「実行」→「実行構成」を選択。
左の画面で「ターゲット」タブの「手操作」を選択し、([適用]を押せる方は[適用]をクリックしてから)[実行]をクリック。
左の画面が表示されます。
画面上部になにやら1行表示されているので^^;(これが、USB接続されている003SHなんですね)選択し、[OK]をクリック。
すると・・・・・
おおぉ〜
003SHにアプリ「HelloWorld」が転送され、
画面に「Hello,ドロイド君」と表示されました。
(う、嬉しい!^^)
ちなみに、こんな感じにアイコンも表示されてます。
(アプリ一覧画面から、アイコン長押しして、ホームにもってきたんですけどね)
しかし、今回はドライバのダウンロードや、インストールを行なったので、めんどいように感じてしまいますが、アプリの転送だけ考えると・・・あっけないほど、超簡単ですね〜〜!
実機デバッグなどのシーンではiPhoneなどと比べると、かなり効率的なんじゃないでしょうか!!
※※※ 2011/03/16 追記 ※※※
5.実機の安全な取り外し方
USB接続された「 Android Composite ADB Interface」をハードウェアの安全な取り外しから取り外そうとしても、「・・・デバイスを停止できません」と怒られてしまう場合*_*。
コマンドプロンプトから以下のコマンドを入力し、adbを停止させれば安全に取り外せます。
adb kill-server
ちなみに、以下のコマンドを入力すると、adbが再起動します。
adb start-server
以上で、Eclipseから003SHへアプリケーションを転送は、終了です。
>>「Android開発環境構築(目次)」に戻る<<
>>次の記事「Android開発環境構築(その11):Android実機のスクリーンキャプチャー方法」
<<前の記事「Android開発環境構築(その 9):テストアプリ「Hello World」の作成と実行」